2月8日(土)、おなじみのNPO法人グリーンシティ福岡さんが講師の『冬の里山観察会』を開催しました。
今年も、公園内の水辺に産み落とされた二ホンアカガエルの卵を観察します

まずは、グリーンシティ福岡の志賀さんより観察会についての説明や二ホンアカガエルのことについての話しがありました。
二ホンアカガエルは、普段、山手に住んでいるのですが、産卵時期になると雨が降った後に、水辺のところまで来て、卵を産み落とすのだそうです。
福岡県では、このニホンアカガエルは絶滅危惧U類(絶滅の危機が増大している種)に分類されている、貴重な種類のカエルとのことです。


※かなたけの里公園では湿地の保全などをして、希少なカエルの生息環境を守るための取組みを行っています。
お話しが終わったら、いよいよ二ホンアカガエルの卵のある水辺へレッツ・ゴー


卵がどれくらいあるのかドキドキ・ワクワクですね

第1駐車場横にある湿地に到着です


みんなでどこに卵があるのか探していきます。

『っあ!あそこにあった〜

』と指をさして二ホンアカガエルの卵を見つけて、観察しています。


今回初の試みとして、ニホンアカガエルの卵一塊は何個の卵があるのか

ということで、一塊だけ公園事務所へ持ち帰り、みんなで卵の数を数えることにしました(大変そうです

)。

その前にもう一ヶ所、二ホンアカガエルの卵を見に行きます。

ここでは、さっきよりも間近で卵を見ることができ、お母さん方からは、『まるでタピオカみたい』との声も聴かれました。
そしてよくよく卵を観察すると、すでにオタマジャクシにかえっているのが何匹かいます

小さな小さなオタマジャクシが水の中を泳いでいます


現地での観察から管理等へ戻って、お待ちかね(笑)のアカガエルの卵の数を数えていきます。
8つ程に分けて、参加者のみなさんで数えてもらいました。

割りばしを使いながら、家族で一生懸命数えていきます。
数え終えたら、それぞれいくつぐらいあったのか発表していきます。
中には200個近く数えたところもありました。
全部足すと1,000個近くありました


みなさん本当にお疲れさまでした

みんなで卵の数を確認したところで、アカガエルについての質疑応答を行ったり、電子顕微鏡で卵を観察したりしました

電子顕微鏡により、大きな画面に映し出された卵をみなさんまじまじと見ています。
すでに、細胞分裂が始まっていて、これからどんどんオタマジャクシへとなっていくのだそうです。

最後は、観察会についてのアンケートにご協力いただきました。

みなさん、観察会はいかがだったでしょうか。
かなたけの里公園ではこの貴重な種類の生き物をはじめ、様々な生き物が生息しているので、一緒に守っていただけると嬉しいです